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2009年6月25日に開催した
第1回、人間の義務に関する委員会
会議レポート

「平和の窓」マルク・シャガール、国際連合
偶然にも、当初7月1日から3日にかけて開催される予定だった「世界金融危機・経済危機とその経済発展に及ぼす影響に関する会議」が前倒しになり、第1回「人間の義務に関する国際会議」の開催日と重なったため、以下高官の方々-国際連合事務総長、平和維持活動副委員長、人道問題・緊急支援副委員長、人権高等委員、国際連合食糧農業機関事務所長、国連欧州連合大使-が欠席となった。

他に、アメリカ合衆国大統領、フランス大統領、スイス大使、ニューヨーク知事、広島市長、パナソニック社長、サンクトぺテルスブルグ進化生理学・生化学研究所長は日程の都合等により、欠席となった。
更に、出席を表明していたコモロ諸島、イスラエル、ナウル、ナイジェリア、トリニダードトバコの代表が、同日に開催された世界金融・経済危機に関する会議に出席した国家代表団のアテンドのため急遽欠席となった。

欠席された大部分の方々から、人間の義務委員会の成功を祈る旨のメッセージを頂いた。

こうした状況の中、会議の出席者は以下の通り。

  1. フランソワーズ・べレムウードウグー氏(教育・文化担当アタシェ、ミッシェル・カファンド・ブルキナファッソ国連大使よりの委任)
  2. ミッシェル・タオ・チャン氏(CRN会長)
  3. ジャン・リュック・ペレーズ氏(CRN創立者)
  4. キユー・ミ・ペレーズ氏(CRN事務総長)
  5. ソラヤ・アユーシュ氏(CRN平和事務博士号プログラム責任者)
  6. ドミニク・ダビッド氏(インフォポッシュ社長、コンバージェンス・プログラム長)
  7. ブルーノ・ガレトン氏(クリアストーン社部長、インフォポッシュ社コンサルタント)
  8. ジュリアン・ダビッド氏(BDL社コンサルタント)

 

1-開会の挨拶(第1議題)

会議は午前10時にジャン・リュック・ペレーズ氏の開会宣言により始まり、参加者に歓迎の挨拶を行った後に、同氏を満場一致で「人間の義務に関する委員会の会長」に任命した。

委員会は議題と人間の義務に関する委員会発足の起源となった2009年4月10日付け国際連合の人々に対するオープン・レターを可決した。

2-国際経済の混沌により起こり得る結果についての分析(第2議題)

会長は同委員会宛てに「国連総会の決定に基づく人間の義務に関する国際宣言のために」と題する予備レポートを作成したと発表し、「人間の義務は国連総会の決定の中に暗に示されており、その調査・研究は2007年の採択に基づいている」と説明し、「2007年当時、既に、国連総会では、国際金融危機に導いた透明性の欠如や、人権を尊重するためのあらゆる試みがうまくいっていないことが叫ばれていた」と付け加え、「人間の義務と権利は切っても切れない問題である」と明言した。

同様に、チャン氏は「人間の権利とは、外に向かった意識の表象であるため、自己の利益という点から表現すると不均衡を招くが、反対に、義務は自己の内面的意識を高める効果がある」とし、「義務のない権利は盲目であり、権利のない義務は効果が弱い。義務と権利を一緒に結び付けると、力の調和だけでなく、ハーモニー(和)も生まれる。」と結んだ。

ブルキナファッソ代表は「人間の義務は人々の意識を高め、行動を変えることを助ける」と付け加えた。

3-新しい国際統治における「精神的博愛」の概念についての討議(第3議題

会長は1948年に国連総会で可決された国際人権宣言から発する「家族としての人類」と「博愛の精神」の概念は人間の義務を宿る鍵となると提言し、意見交換を行った後、委員会は会長の提案を可決した。
4-最初の人間の義務についての調査:地球保存と人間の義務全般に関するオープン・ディスカッション(第4議題)

会長は2007年の国連総会で言及された義務のテーマ、特に地球を保存する義務、完全な忠誠心、人間家族の相互援助と連帯の義務、他人の自由を守る義務、公正の義務、他人に対する寛容と尊重の義務、和解と人を許す義務、平和に生きる義務に触れ、予備レポートのまとめを行った。

地球の保存に関し、チャン氏は「自然と人類とはひとつであるということを意識すべきである。」と発言した。

生き物のまとまりという背景の中で、ジュリアン・ダビッド氏は、「現在、ミネラルをベースとした(化学品や合成化学品を用いない)ナチュラルな肥料を作ることができる。こうした肥料は光合成を促進し、農作物の成長を促す。こうして「植物を人間と同様に扱う」ことにより環境を保護する。」と説明した。同製品は、価格も安く、FiBLの農業資材リストに載っており、近い将来、全世界で販売される(ウェブサイトwww.oligoprotec.com)。

ブルキナファッソの代表は「各人の視点の調和という観点から、義務の各項目を見直すべきだ。例えば、地球や家族の保護という概念は、国により異なっていると思う」と発言した。ガレトン氏は地球を保護するには、内部の変革も必要であると付け加えました。

そうした観点から、会長は義務を実践することと練り上げていくことを同時に行うべきことを強調しました。

ドミニク・ダビッド氏は「こうした目的を現実化するために、こんにち、人間が読んで理解するのと同じように、ものを読んで理解するマシンを作ることができる(ウェブサイトwww.infopoche.com とwww.bing-bang.com)。そうしたマシンは各人が自分の言葉や自分の文化の中で意味のある事象を使いながら自分のリズムで人間の知恵を発見することを可能にする。こうしたパラダイムの変換により、自然言語の自動処理の中に、人間は自分の置かれた世界の中で、自分の役割を個人的観点と集団的観点から考え直すようになる」と示唆した。こうしたパーソナライズされた道具をできるだけ多くの人々に供与することが目的となる。そして、こうしたエレクトロニクス・コンパニオンが、多くの人々に、環境に応じた権利と義務の管理を日常生活の中から発見し、理解することを促す。

このマシンを媒介とした独学を通し、ユーザーは寛容で広い視野を持ち、人種・信条・持ち合せる知識に関係なく、他人と自分との間の理解を広げることに役立つ。

ダビッド氏は「このマシンは狂いを生じない指入力式タッチスクリーンを備えており、文字を読めなくても、学びたい人も使える。」と発言した。

人間の行動と環境の間の新しい関係に基づいて作るこのマシンは、人々や国家の相続品です。このマシンは文章や言葉で語られた人間の知識に基づくすべてのデータを、どんな言語であっても、またどの分野の事柄であっても処理できるために、自然言語で表現されたデータをコンピュータ処理します。ダビッド氏は最後に「この新しいマシンはすべての人々に共有されるべき物で、できるだけ多くの人々の手の届くようにし、そのマシンに含まれた知恵を人種間の平和のために使うよう、まずは国際連合加盟国や観察国に国家の使用権を託したい。」と結んだ。

キユー・ミ・ペレーズ氏はこのマシンの使用を人間の意識を高めることを助けるペースメーカーと比較しました。同様に、チャン氏は「この新しい道具は他の文明についての知識と共鳴しながら、それぞれの文化を出発点として、我々の意識を高めることに役立つ。そうして地球を安全にし、保護していく。」と確認した。

ブルキナファッソ代表は、自国の統治者に人間の義務に仕えるこの技術革命の意義を現地で伝えると提言した。

ドミニク・ダビッド氏は「ブルキナファッソを起点に、総てのアフリカ各国が、大国・小国に関係なく、各国の豊かな文化を通して、人間の義務を決めるために、意見すべきだ。」と加えた。

委員会はブルキナファッソ代表の提言を承認した。
5-まとめ(第5議題)

委員会は異議なく以下の如く要旨をまとめた。

  1. 2009年6月25日付、委員長の予備レポートを採択し、人間の義務と権利は切り離せないと考える。
  2. 委員長に予備レポートを基に、人間の義務に関する第1原稿を1か月以内に策定する作業を託す。
  3. 特定の国の中に、委員会に提出するための、人間の世界義務宣言の原稿を即刻策定する目的で、国家委員会を設立することを許可する
  4. 新しい技術プロセスを使い、人間の義務を推進することを担う技術小委員会を結成し、ドミニク・ダビッド氏を同委員会の委員長に任命し、技術小委員会の技術チームを作り、9か月以内に委員会に対し、実行レポートを提出するミッションンを託した。
  5. 異なった大陸の国連加盟国の中から、5カ国以上を集め、人間の義務に関する世界宣言の原稿を採択することを、国連総会の議題に入れるようにする。

 

6-閉会(第6議題)

すべての議題を消化した議論ので、委員長は13時に閉会を宣言した。

ジャン・リュック・ペレーズ
人間の義務に関する委員会委員長